『G.I.ジョー』





概要


  • 原題: G.I. Joe: The Rise of Cobra
  • 邦題: G.I.ジョー
  • 公開年: 2009年
  • 製作国: アメリカ
  • 監督: スティーブン・ソマーズ
  • 脚本: スチュアート・ビーティー、デヴィッド・エリオット、ポール・ラヴェット (ハズブロの玩具「G.I.ジョー」に基づく)
  • ジャンル: アクション、SF、アドベンチャー
  • 上映時間: 118分


あらすじ


近未来。世界的な武器商人ジェームズ・マカレン（クリストファー・エクルストン）が開発した、ナノテクノロジーを搭載した強力な兵器「ナノマイト弾頭」が強奪される。護送任務についていたアメリカ陸軍兵士デューク（チャニング・テイタム）とリップコード（マーロン・ウェイアンズ）は、謎の特殊部隊「G.I.ジョー」に救われる。

G.I.ジョーは、世界的なテロ組織「コブラ」の脅威に対抗するために結成された精鋭部隊だった。彼らは、マカレンとコブラが世界征服を企んでいることを突き止める。デュークとリップコードはG.I.ジョーにスカウトされ、高度な訓練を受け、最新鋭の武器や装備を駆使してコブラの陰謀に立ち向かう。

物語は、G.I.ジョーとコブラの壮絶な戦いを描きながら、デュークの過去や、コブラの首領であるデストロとの因縁、そしてG.I.ジョーのメンバーたちの個性とチームワークを描いていく。


主なキャスト


  • デューク（コンラッド・ハウザー）：チャニング・テイタム
  • アナ・ルイス／バロネス：シエナ・ミラー
  • レックス・ルイス／コブラコマンダー（回想）：ジョセフ・ゴードン＝レヴィット
  • リップコード（ウォレス・ウィームズ）：マーロン・ウェイアンズ
  • スカーレット（シャナ・オハラ）：レイチェル・ニコルズ
  • スネークアイズ：レイ・パーク
  • ストームシャドー：イ・ビョンホン
  • ブレイカー（アベル・シャズ）：サイード・タグマウイ
  • ヘビーデューティー（ハーシェル・ダルトン）：アドウェール・アキノエ＝アグバエ
  • 将軍ホーク：デニス・クエイド
  • ジェームズ・マカレン／デストロ：クリストファー・エクルストン


主題歌


映画の公式な主題歌は特にありません。音楽はアラン・シルベストリが担当し、アクションシーンを盛り上げる壮大なスコアが使用されています。


受賞歴


  • ティーン・チョイス・アワード2009: 映画：アクションアドベンチャー部門（ノミネート）
  • ゴールデンラズベリー賞2009: 最低助演女優賞（シエナ・ミラー）（ノミネート）


撮影秘話


  • ハズブロの人気玩具シリーズ「G.I.ジョー」を実写映画化した作品です。
  • 撮影は、アメリカ（カリフォルニア州ロサンゼルスなど）、チェコ（プラハ）、フランス（パリ）、エジプトなど、世界各地で行われました。
  • 最新鋭の武器や装備、ハイテクな秘密基地など、原作の世界観を再現するために多くのVFXが使用されました。
  • スティーブン・ソマーズ監督は、アクションシーンの迫力と、G.I.ジョーのチームメンバーそれぞれの個性を描くことを重視しました。


感想


『G.I.ジョー』は、ド派手なアクションとSF要素満載のエンターテイメント作品です。最新技術を駆使した武器や乗り物、スピーディーな展開は、観客を飽きさせません。G.I.ジョーのチームメンバーたちの個性や連携、そしてコブラの悪役たちの魅力も描かれています。一方で、ストーリー展開やキャラクター描写には深みが欠けるという意見もあります。


レビュー


批評家からの評価は賛否両論でした。アクションシーンや視覚効果は評価されたものの、プロットの単純さやキャラクターの掘り下げ不足を指摘する声が多くありました。しかし、一般の観客からは、そのエンターテイメント性が支持され、興行的には成功を収めました。


考察


『G.I.ジョー』は、正義のチームが悪の組織の陰謀に立ち向かうという、シンプルな構図の作品です。チームワークの重要性や、最新テクノロジーと伝統的な軍事力の融合、そして悪の野望を阻止するヒーローたちの活躍を描いています。原作の玩具シリーズが持つ、子供心をくすぐる要素や、勧善懲悪の物語が踏襲されています。


ラスト


（ネタバレを含みます）

コブラの野望はG.I.ジョーによって阻止され、デストロは捕らえられます。しかし、コブラコマンダーの正体が、かつてデュークの親友であり、事故で死亡したと思われていたレックス・ルイスであることが明らかになります。彼は、マカレンの妹であるバロネスと共に逃亡し、G.I.ジョーとの新たな戦いを予感させる形で物語は幕を閉じます。


視聴できるサイト


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まとめ


『G.I.ジョー』は、人気玩具シリーズを基にした、アクション満載のSFアドベンチャー大作です。G.I.ジョーの精鋭チームと悪のテロ組織コブラの戦いを、最新のVFXを駆使して描いています。ストーリーには賛否両論ありますが、そのエンターテイメント性は高く、アクション映画ファンには楽しめる作品です。ラストでは、宿敵コブラコマンダーの登場が示唆され、続編への期待を持たせる終わり方となっています。