『ゴーストライダー』
『ゴーストライダー』
概要
- 原題: Ghost Rider
- 製作国: アメリカ
- 公開年: 2007年(日本公開:2007年3月3日)
- 監督: マーク・スティーヴン・ジョンソン
- 脚本: マーク・スティーヴン・ジョンソン(マーベル・コミックのキャラクターに基づく)
- ジャンル: アクション、ファンタジー、ホラー
- 上映時間: 110分
- 配給: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
あらすじ
天才的なバイクスタントライダーのジョニー・ブレイズ(ニコラス・ケイジ)は、17歳の時、癌に侵された父を救うため、悪魔メフィスト(ピーター・フォンダ)と魂を売り渡す契約を交わしてしまう。しかし、契約の直後に父は事故で亡くなり、ジョニーはメフィストへの憎しみを抱えながら生きていく。
数年後、一流のスタントライダーとして成功したジョニーの前に、再びメフィストが現れる。メフィストは、魔界の反逆者である息子ブラックハート(ウェス・ベントレー)が、地獄の力を手に入れ人間界を支配しようとしているのを阻止するため、ジョニーに「ゴーストライダー」となるよう命じる。
悪を感じると全身が炎に包まれた髑髏の姿に変身し、ヘルバイクを駆るゴーストライダーとなったジョニーは、ブラックハートとその手下たちとの壮絶な戦いに身を投じる。昼間は普通の人間であるジョニーは、愛する女性ロクサーヌ(エヴァ・メンデス)との関係や、ゴーストライダーとしての使命との間で葛藤しながら、悪に立ち向かっていく。
主なキャスト
- ジョニー・ブレイズ / ゴーストライダー:ニコラス・ケイジ
- ロクサーヌ・シンプソン:エヴァ・メンデス
- ブラックハート:ウェス・ベントレー
- ケアテイカー / 元ゴーストライダー:サム・エリオット
- メフィスト:ピーター・フォンダ
- マック:ドナル・ローグ
主題歌・楽曲
映画のサウンドトラックは、クリストファー・ヤングが作曲しました。特定の主題歌というよりは、アクションシーンやゴーストライダーの登場を盛り上げる印象的なスコアが特徴です。
劇中では、**スパイダーベイト(Spiderbait)**によるカントリーミュージックの楽曲「Ghost Riders in the Sky」が印象的に使用されています。
受賞歴
主要な映画賞での受賞歴はありません。
撮影秘話
- 主演のニコラス・ケイジは、大のアメコミファンであり、ゴーストライダー役を長年熱望していました。
- ゴーストライダーやヘルバイクの炎のVFXは、当時の最新技術を駆使して制作されました。
- 撮影は、オーストラリアのメルボルンなどで行われました。
- ニコラス・ケイジは、役作りのためにゴーストライダーのコミックを読み込み、独特の動きや表情を作り上げたと言われています。
感想
燃える髑髏のヒーローという強烈なビジュアルと、ニコラス・ケイジの個性的な演技が印象的な作品です。バイクアクションとVFXを駆使した映像は迫力があり、ダークヒーローとしてのゴーストライダーの魅力が描かれています。一方で、ストーリー展開やキャラクターの掘り下げには賛否両論があり、アメコミファンからは設定の変更などを指摘する声もあります。
レビュー
批評家からの評価は賛否が分かれました。ビジュアルやアクションシーンは評価されたものの、ストーリーの単純さや深みに欠けるという意見もありました。しかし、エンターテイメント作品として、その独特な世界観とアクションを楽しんだ観客も多く存在します。
考察
悪魔との契約、贖罪、そしてヒーローとしての葛藤といったテーマが描かれています。ジョニー・ブレイズは、父を救うための自己犠牲から始まった契約によって、望まぬ力を得てしまいます。ゴーストライダーとしての使命を果たす中で、彼は自身の行動の意味や、魂のあり方について深く考えることになります。
ラスト
(ネタバレを含みます)
ブラックハートを倒したジョニーに対し、メフィストは魂を返すと言いますが、ジョニーはそれを拒否し、自らの意思でゴーストライダーとして悪と戦い続けることを選びます。彼はロクサーヌに別れを告げ、夜の闇の中へバイクで走り去っていく。ラストシーンは、ジョニーがゴーストライダーとして、人知れず悪と戦う孤独なヒーローとしての道を歩むことを示唆しています。
視聴できるサイト
- Prime Video
- U-NEXT
- Rakuten TV
- DMM TV
- TELASA
- J:COM STREAM
配信状況は変更される場合がありますので、最新の情報は各配信サービスでご確認ください。
まとめ
映画『ゴーストライダー』は、マーベルコミックの人気キャラクターをニコラス・ケイジ主演で映画化したアクションファンタジーです。悪魔と契約したスタントライダーが、ゴーストライダーに変身して悪と戦う姿を描いています。強烈なビジュアルとアクションが見どころですが、ストーリーやキャラクター描写には賛否両論があります。