『ディメンション』
『ディメンション』
概要
- 原題: Proximity
- 邦題: ディメンション
- 公開年: 2020年
- 製作国: アメリカ合衆国
- 監督: エリック・デミューシー (Eric Demeusy)
- 脚本: エリック・デミューシー、ジェイソン・ミチェルトリー
- ジャンル: SF、ドラマ、スリラー
- 上映時間: 119分
あらすじ
NASAのJPL（ジェット推進研究所）に勤務する若い科学者アイザック・サイプレスは、セラピストの勧めでビデオ日記を撮り始めます。ある日、人里離れた場所でビデオ撮影中に、彼は非常に近い場所で奇妙な隕石の落下を目撃します。しかし、その落下現場に近づくと、彼は隕石ではない何か、空飛ぶ円盤と遭遇し、さらに異星人に拉致されてしまいます。
3日後、アイザックは自分がどこにいたかの記憶を失ったまま目を覚ましますが、彼のカメラにはその出来事が記録されていました。彼はその映像をインターネットに公開しますが、彼の話を信じる人はほとんどいません。真実を突き止めようと必死になったアイザックは、同じような体験をしたというサラという同年代の女性と出会います。
二人は自分たちの体験を公にしようとしますが、謎の秘密組織に拘束されてしまいます。組織から逃れた二人は、天才的なハッカーであるゼッドの助けを借り、自分たちがなぜ拉致されたのか、そして異星人の目的を探ります。やがて、1979年に異星人に拉致されたという老人のカールと接触し、異星人の地球への関わりについて驚くべき事実を知ることになります。
キャスト
- ライアン・マッソン (Ryan Masson): アイザック・サイプレス
- ハイディ・クアン (Highdee Kuan): サラ
- クリスチャン・プレンティス (Christian Prentice): ゼッド
- ショウ・ジョーンズ (Shaw Jones): エージェント・グレイヴス
- ドン・スクリブナー (Don Scribner): カール・マイズナー
- カイリー・コントレアリー (Kylie Contreary): グリータ
- サラ・ナヴラティル (Sarah Navratil): クリスティン
主題歌
映画の音楽はジャーメイン・ステゴール (Jermaine Stegall) が担当しました。特定のボーカル曲の主題歌に関する情報は一般的に見当たりません。
受賞歴
現時点では、『Proximity』(2020) が主要な映画賞を受賞したという情報は確認できませんでした。
撮影秘話
監督のエリック・デミューシーは、本作が長編映画監督デビュー作となります。彼は、VFXアーティストとして『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『ゲーム・オブ・スローンズ』などの作品に参加しており、本作でもそのVFXの経験が活かされていると評されています。撮影は、主にロサンゼルス近郊で行われたようです。
感想
『ディメンション』(Proximity) は、エイリアン・アブダクションという題材を扱いつつ、主人公のアイザックが真実を求めて奔走する姿を描いたSFスリラーです。VFX出身の監督だけあり、宇宙船や異星人の描写など、映像面は一定の評価を得ています。一方で、物語の展開や脚本には賛否両論があり、特に中盤以降の展開や、一部宗教的な要素が唐突に挿入される点などが指摘されています。
レビュー
レビューは賛否が分かれています。肯定的な意見としては、低予算ながらもVFXの質が高く、主人公アイザックを演じたライアン・マッソンの演技が評価されています。また、SFスリラーとしてのエンターテイメント性も指摘されています。
一方、否定的な意見としては、脚本の粗さや、物語の焦点が定まらない点、特に後半の展開が強引であるといった批判があります。また、一部のレビューでは、ストーリーに深みが欠けるという指摘も見られます。Metacriticでは、24件のレビューに基づいて38%の支持率となっています。
考察
本作は、未知との遭遇、政府の陰謀、そして個人の真実の探求といったSF作品の要素を盛り込んでいます。主人公アイザックが、自身の体験を信じてもらえない苦悩や、同じ経験を持つサラとの出会いを通して、より大きな陰謀に巻き込まれていく様子が描かれています。また、異星人の目的や、人類との関わりについても独自の解釈が提示されています。
ラスト
ラストでは、アイザックとサラは自分たちを追う組織との対決を経て、異星人との接触を試みます。彼らが辿り着く真実と、その後の彼らの運命が描かれます。一部のレビューでは、このラストの展開についても賛否が分かれています。
視聴できるサイト
2025年4月23日現在、日本では以下の配信サービスで『ディメンション』(Proximity) を視聴できる可能性があります。
- Amazon Prime Video
- U-NEXT
- Hulu
- dTV
- WOWOWオンデマンド
配信状況は変更される可能性がありますので、各サービスの最新情報を確認してください。また、DVDも販売されています。
まとめ
『ディメンション』(Proximity) は、エイリアン・アブダクションを題材にしたSFスリラーで、VFXのクオリティが目を引く作品です。主人公が自身の体験の真実を追い求める過程で、陰謀や異星人の謎に迫っていく物語が展開されます。脚本やストーリー展開には賛否両論ありますが、SFファンにとっては一度チェックしてみる価値のある作品かもしれません。
*わたしが観たことを思い出すまとめ*
宇宙人に遭遇する、撮影に成功し連れ去られる。
動画を拡散、みんなから疑われる。
謎の組織に捕まる逃げる、白いライダーAIに追いかけられる。
過去に同じように宇宙人に誘拐された人を探す見つける。
宇宙人が来る日がわかって再会する。宇宙人は地球に創造主神を探しに来ていた。
腕をなおしてもらう。
組織がやって来る
アイザックが時空を移動しているみたいな特殊能力発動し、切り抜ける。