『DOOM/ドゥーム』
『DOOM/ドゥーム』
概要
- 原題: Doom
- 公開年: 2005年
- 監督: アンジェイ・バートコウィアク (Andrzej Bartkowiak)
- 主演: カール・アーバン、ドウェイン・ジョンソン、ロザムンド・パイク
- ジャンル: SF、アクション、ホラー
- 同名人気ゲームシリーズを原作としています。
あらすじ
西暦2046年、火星にあるユニオン・エアロスペース・コーポレーション(UAC)の古代都市オルドゥヴァイ研究所から救難信号が発信されます。地球のネバダ砂漠にある「アーク」と呼ばれる古代のゲートを通じて火星へ向かうことになったのは、精鋭特殊部隊RRTS(高速戦術反応部隊)。
部隊を率いる冷静なリーダーのサージ(ドウェイン・ジョンソン)や、過去のトラウマを抱えるジョン・"リーパー"・グリム伍長(カール・アーバン)、そしてUACの研究者でありリーパーの妹でもあるサマンサ・グリム博士(ロザムンド・パイク)ら8名の隊員たちは、火星の研究所で恐るべき事態に遭遇します。
研究所内は荒廃し、そこで行われていた遺伝子研究によって生み出された凶暴なクリーチャーたちが隊員たちを次々と襲います。限られた武器と弾薬の中、隊員たちは生き残りをかけてクリーチャーたちと壮絶な戦いを繰り広げることになります。閉鎖された空間で増殖していく恐怖、そして人類の存亡をかけた戦いの結末は――。
キャスト
- ジョン・"リーパー"・グリム伍長:カール・アーバン
- サージ:ドウェイン・ジョンソン(当時はザ・ロック名義)
- サマンサ・グリム博士:ロザムンド・パイク
- デューク:ラズ・アドティ
- ポートマン:リチャード・ブレイク
- ゴート:ベン・ダニエルズ
- ピンキー:デクスター・フレッチャー
- ザ・キッド:アル・ウィーヴァー
- デストロイヤー:デオビア・オパレイ
- マック:ヤオ・チン
- カーマック博士/インプ:ダグ・ジョーンズ
主題歌
映画オリジナルの主題歌というよりは、劇中でヘヴィメタルなどの音楽が効果的に使用されています。
受賞歴
- ラジー賞(ゴールデンラズベリー賞)2006: 最低主演男優賞ノミネート(ドウェイン・ジョンソン)
- ファンゴリア・チェーンソー・アワード 2006:
- ブラッディエスト・ビートダウン賞ノミネート(ドウェイン・ジョンソン、カール・アーバン)
- ハイエスト・ボディ・カウント賞ノミネート
撮影秘話
- 撮影は主にチェコ共和国のプラハとその周辺のバランドフ・スタジオで行われました。
- 原作ゲームの雰囲気を再現するため、一人称視点(FPS)のシークエンスが取り入れられています。
- クリーチャーのデザインは、原作ゲームに登場する様々なモンスターを参考にしています。
- ドウェイン・ジョンソンは当初、リーパー役のオファーを受けていましたが、最終的にサージ役を演じることになりました。
感想
原作ゲームのファンからは賛否両論ありますが、アクションシーンの迫力やクリーチャーの造形など、見どころも多い作品です。特に終盤のFPS視点でのアクションシーンは、ゲームファンにとっては楽しめる要素かもしれません。ただし、ストーリー展開やキャラクター描写には物足りなさを感じるという意見もあります。
レビュー
批評家の間では、映画の出来はあまり評価が高くありません。原作ゲームの要素を取り入れようとする姿勢は見られるものの、ストーリーのやキャラクターの掘り下げ不足、そして全体的なまとまりのなさが指摘されています。しかし、一部の観客からは、アクションやゴア描写を楽しめたという声もあります。
考察
映画『ドゥーム』は、人気ゲームを実写映画化する難しさを示す一例とも言えるかもしれません。原作の持つ世界観やアクション、そしてホラー要素をどのように映画に取り込むかが課題となりますが、本作ではそのバランスがうまくとれていないという意見があります。また、単なるゲームの映像化に留まらず、映画独自のストーリーやテーマを打ち出すことの重要性も示唆しています。
ラスト
物語の終盤、リーパーはUACの研究によって自身も遺伝子操作を受けており、強力なクリーチャーへと変貌する可能性を秘めていることを知ります。サージがクリーチャー化してしまう中で、リーパーは葛藤の末に彼を倒し、研究所の脅威を排除しようとします。
最終的に、リーパーはサマンサと共にアークを通って地球へ帰還しますが、彼らの体には変異の兆候が残っている可能性が示唆され、物語は不穏な余韻を残して幕を閉じます。
視聴できるサイト
- Amazon Prime Video
- U-NEXT
- Hulu
- Google Play Movies & TV
- YouTube
配信状況は変更される可能性がありますので、各サービスの最新情報を確認してください。
まとめ
映画『DOOM/ドゥーム』は、人気ゲームを原作としたSFアクションホラーです。カール・アーバンやドウェイン・ジョンソンらが出演し、火星の研究所で凶暴なクリーチャーと戦う特殊部隊の姿を描きます。原作ファンからの評価は分かれるものの、アクションやホラー要素を楽しみたい方には一見の価値があるかもしれません。
*わたしが観たことを思い出すまとめ*
ゲームの実写映画。原作を知らない。
クリーチャーが来るのに、ほんと扉を閉めない。
クリーチャーは、遺伝子が変わった研究所の人たちでした。
首に傷があると感染している。
ドウェイン・ジョンソン傷を負って、悪役。初めて見たかも。
遺伝子研究の物質は、悪者にもスーパーマン的にもなるらしい...
ヒーロー、ヒロイン生き残るけど、ヒーローが死にかけたため、遺伝子研究の物質を打っているのでこの先どうなるのでしょう。