『バッド・トレジャー』





概要


  • 原題: Dangerous
  • 邦題: バッド・トレジャー
  • 製作国: カナダ、アメリカ合衆国
  • 公開年: 2021年(アメリカ)、2022年7月19日(日本 - カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2022にて上映)
  • 監督: デヴィッド・ハックル (『ソウ5』)
  • 脚本: クリス・ボレッリ
  • ジャンル: アクション、スリラー


あらすじ


反社会性パーソナリティ障害を抱える元特殊部隊員のディラン・“D”・フォレスター(スコット・イーストウッド)は、過去の殺人事件で仮釈放中。唯一の家族だった歴史学者の弟ショーンが、孤島で事故死したという知らせを受け、弔いのために仮釈放のルールを破り島へ向かいます。

一方、Dの主治医である精神科医オルターウッド医師(メル・ギブソン)は、Dが逃亡犯となったことに頭を抱えていました。

島に到着したDは、弟の死に不審な点があることに気づきます。さらに、第二次世界大戦中に旧日本軍が隠したとされる「山下財宝」の噂が島にはあり、その財宝を狙う謎の武装集団も現れます。

一度怒りに火が付いたら誰にも止められないDは、主治医オルターウッドに電話で相談しながら、弟の死の真相と財宝の謎に迫っていくことになります。


キャスト


  • ディラン・“D”・フォレスター: スコット・イーストウッド(高橋広樹)
  • オルターウッド医師: メル・ギブソン(金尾哲夫)
  • コール: ケヴィン・デュランド(天田益男) - 謎の武装集団のリーダー
  • ショーネシー捜査官: ファムケ・ヤンセン(西村野歩子) - Dを追うFBI捜査官
  • 保安官マッコイ: タイリース・ギブソン
  • マジー: ブレンダン・フレッチャー - ショーンの研究仲間
  • フェリックス: ライアン・ロビンス - コールの部下
  • リンダ・フォレスター: ブレンダ・バジネット - Dとショーンの母親
  • スーザン・フォレスター: リアン・ラップ - ショーンの妻


主題歌


  • 現時点では、映画の主題歌に関する公式な情報は確認できませんでした。


受賞歴


  • スコット・イーストウッドとメル・ギブソンは、第42回ゴールデンラズベリー賞で最低スクリーンコンビ賞にノミネートされましたが、受賞はしていません。


撮影秘話


  • 監督は、『ソウ5』などを手掛けたデヴィッド・ハックルです。
  • スコット・イーストウッドとメル・ギブソンの共演が話題となりました。
  • 旧日本軍の財宝伝説という、日本に関わる要素がストーリーに組み込まれています。


感想


「一度キレたら止まらない」という設定の主人公Dの予測不可能な行動と、メル・ギブソン演じる精神科医とのコミカルなやり取りが、作品の魅力の一つとなっています。アクションシーンも見どころですが、単なるアクション映画に留まらず、弟の死の真相や財宝を巡る謎解きの要素も含まれています。


レビュー


レビューサイトなどでは、スコット・イーストウッドの個性的なキャラクターや、メル・ギブソンとの掛け合いは評価される一方、ストーリー展開やアクションの演出などには賛否両論があるようです。B級アクション映画として楽しむことができるという意見もあります。


考察


  • 反社会性パーソナリティ障害を持つ主人公が、事件を通してどのように変化していくのか、あるいは変わらないのかが考察のポイントとなるかもしれません。
  • 「山下財宝」という歴史的な謎が、物語にどのような深みを与えているのかも注目されます。


ラスト


Dは弟の死の真相を突き止め、財宝を巡る戦いに決着をつけます。

彼自身の抱える問題や、周囲との関係にも何らかの変化が見られるラストとなっています。


視聴できるサイト



まとめ


映画『バッド・トレジャー』は、スコット・イーストウッドとメル・ギブソンが共演するアクション・スリラーです。反社会性パーソナリティ障害を持つ主人公が、弟の死の真相と幻の財宝を巡り、予測不可能な行動と激しいアクションを繰り広げます。B級映画としての側面もありますが、個性的なキャラクターと意外な展開を楽しめる作品です。