『インシディアス 最後の鍵』





概要


  • 原題: Insidious: The Last Key
  • 公開年: 2018年
  • 監督: アダム・ロビテル
  • 脚本: リー・ワネル
  • 製作: ジェイソン・ブラム、オーレン・ペリ、ジェームズ・ワン、リー・ワネル
  • ジャンル: ホラー、スリラー


あらすじ


人気ホラーシリーズ『インシディアス』の4作目であり、霊能者エリーズ・レイニアの過去に焦点を当てた物語。幼少期に体験した恐ろしい出来事と、彼女が持つ特別な能力の起源が描かれます。

物語は、エリーズがニューメキシコ州の彼女が育った家で起こる奇妙な現象の調査を依頼されるところから始まります。その家は、彼女が若い頃に最初の超常現象を体験した場所であり、彼女自身の過去と向き合うことになります。

そこでエリーズは、家族の秘密、彼女の能力の根源、そして彼女を長年苦しめてきた悪霊と対峙することになります。過去のトラウマと現在進行形の恐怖が交錯する中、エリーズは自身の内なる悪夢と戦い、依頼人の家族を救うべく奮闘します。


キャスト


  • エリーズ・レイニア: リン・シェイ
  • スペックス: リー・ワネル
  • タッカー: アンガス・サンプソン
  • クリスチャン・レイニア(若い頃のエリーズの父): ジョシュ・スチュワート
  • オードリー・レイニア(若い頃のエリーズの母): テッサ・フェラー
  • 若い頃のエリーズ・レイニア: アリシア・サパタ
  • キー・フェイス(悪霊): ハビエル・ボテット
  • ジェラルド: マーカス・ヘンダーソン
  • メリッサ: ケイトリン・ジェラード


主題歌


  • 公式な主題歌という形では特にありませんが、Joseph Bisharaが手がけた劇伴音楽が、映画の不気味な雰囲気を盛り上げています。


受賞歴


  • 目立った主要映画賞の受賞歴はありませんが、ホラー映画ファンからは一定の評価を得ています。


撮影秘話


  • シリーズを通して脚本を務めてきたリー・ワネルが本作でも脚本を担当し、エリーズの過去を深く掘り下げました。
  • 監督は、前作『パラノーマル・アクティビティ5』を手がけたアダム・ロビテルが務めました。
  • 悪霊キー・フェイスを演じたハビエル・ボテットは、その独特な体格と動きで、観客に強烈な印象を与えました。
  • エリーズの幼少期の家や、地下室などの不気味なロケーションが、映画の恐怖感を増幅させています。


感想


『インシディアス 最後の鍵』は、シリーズのファンにとっては、エリーズの過去が明らかになる重要な作品です。リン・シェイの存在感と、過去のトラウマに立ち向かう彼女の強さが印象的です。ホラー要素も健在で、特に悪霊キー・フェイスの登場シーンは、視覚的にも心理的にも恐怖を感じさせます。


レビュー


レビューは賛否両論ありますが、シリーズのファンからは、エリーズの物語が深掘りされた点や、過去作との繋がりが描かれた点を評価する声が多く見られます。一方で、新たな恐怖演出やストーリー展開には、やや物足りなさを感じるという意見もあります。


考察


  • 本作は、過去のトラウマが現在に与える影響や、家族の秘密がもたらす呪縛を描いています。
  • エリーズの持つ霊能力の起源や、彼女がなぜ霊能者になったのかが明かされ、キャラクターの背景がより深く理解できます。
  • 「鍵」というモチーフは、過去の記憶や封印された恐怖を象徴しており、物語の重要な要素となっています。


ラスト


(ネタバレ注意)

ラストシーンでは、エリーズが過去のトラウマを克服し、キー・フェイスを打ち破ります。彼女は、依頼人の家族を救い、自身の過去との決着をつけます。

その後、エリーズはスペックスとタッカーと共に、新たな超常現象の調査へと向かう場面で映画は終わります。これは、彼女の霊能者としての活動が今後も続いていくことを示唆しており、シリーズの他の作品へと繋がる結末となっています。


視聴できるサイト


(配信状況は時期によって変動する可能性がありますので、各サイトでご確認ください。)


まとめ


『インシディアス 最後の鍵』は、『インシディアス』シリーズのファンにとって必見の作品であり、霊能者エリーズ・レイニアの過去と、彼女が持つ能力の根源が明らかになります。過去のトラウマや家族の秘密、そして強大な悪霊との戦いを描いた、見応えのあるホラー映画です。