『バッドボーイズ』





概要


  • 原題: Bad Boys
  • 公開年: 1995年 (日本公開: 1995年11月18日)
  • 監督: マイケル・ベイ
  • 製作: ドン・シンプソン、ジェリー・ブラッカイマー
  • 原案: ジョージ・ギャロ
  • 脚本: マイケル・バリー、ジム・マルホランド、ダグ・リチャードソン
  • ジャンル: アクション、コメディ、クライム、スリラー


あらすじ


マイアミ市警の麻薬取締班に所属する刑事、マイク・ローリー(ウィル・スミス)とマーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)は、生涯の親友でありながら、性格は正反対のコンビ。ある日、警察の保管庫から1億ドル相当の押収ヘロインが盗まれるという前代未聞の事件が発生します。

内部調査が進む中、マイクとマーカスは72時間以内にヘロインを取り戻さなければ、麻薬取締班が解散させられる危機に瀕します。さらに、事件の重要な目撃者であるジュリー・モット(ティア・レオーニ)が何者かに命を狙われ、マイクとマーカスは彼女を守りながら、麻薬組織の黒幕フーシェ(チェッキー・カリョ)を追うことになります。

身分を入れ替えて捜査を進めるハメになったマイクとマーカスは、いつもの調子でジョークを飛ばし合いながらも、危険な状況に果敢に立ち向かっていきます。


キャスト


  • マイク・ローリー:ウィル・スミス
  • マーカス・バーネット:マーティン・ローレンス
  • ジュリー・モット:ティア・レオーニ
  • フーシェ:チェッキー・カリョ
  • コンラッド・ハワード警部:ジョー・パントリアーノ
  • テレサ・バーネット:テレサ・ランドル


主題歌


  • ダイアナ・キング - 「Shy Guy」

映画のサウンドトラックには、この他にも様々なジャンルの楽曲が使用されています。


受賞歴


  • MTVムービー・アワード 1996:
    • 男優賞 (ウィル・スミス) ノミネート
    • アクションシーン賞 ノミネート (カーチェイス)
    • スクリーン・デュオ賞 (ウィル・スミス & マーティン・ローレンス) ノミネート


撮影秘話


  • 本作は、当時CMディレクターとして活躍していたマイケル・ベイの映画監督デビュー作です。彼のスタイリッシュでダイナミックな映像演出が早くも発揮されています。
  • ウィル・スミスとマーティン・ローレンスの掛け合いはアドリブも多く、彼らのコミカルな演技が映画の大きな魅力となっています。
  • マイアミの美しい風景や、迫力満点のカーチェイス、銃撃戦など、アクションシーンも見どころの一つです。


感想


『バッドボーイズ』は、ウィル・スミスとマーティン・ローレンスの軽快な掛け合いと、マイケル・ベイならではのド派手なアクションが融合した、エンターテイメント性の高い作品です。シリアスな犯罪捜査を描きながらも、随所にユーモアが散りばめられており、肩の力を抜いて楽しむことができます。二人の主人公のキャラクターが魅力的で、彼らの友情や絆が物語の軸となっています。


レビュー


公開当時、批評家からの評価は賛否両論でしたが、観客からは熱狂的な支持を得て、大ヒットを記録しました。特に、ウィル・スミスとマーティン・ローレンスのコンビの chemistry や、迫力のあるアクションシーンが高く評価されました。


考察


本作は、バディ・コップ映画の要素を踏襲しつつ、マイケル・ベイの独特な映像センスと、二人の主演俳優の個性を活かした作品と言えます。従来の刑事ものに、スタイリッシュなアクションとコミカルな要素を大胆に取り入れることで、新たなバディ・ムービーのスタイルを確立しました。後のマイケル・ベイ作品にも共通する、スローモーションや爆発などの演出が随所に見られます。


ラスト


(ネタバレを含みます)

激しい銃撃戦の末、マイクとマーカスはフーシェを追い詰め、見事逮捕します。ジュリーも無事に保護され、事件は解決へと向かいます。ラストシーンでは、いつものように軽口を叩き合いながらも、互いの友情を再確認するマイクとマーカスの姿が描かれています。


視聴できるサイト


配信状況は変更される可能性がありますので、各サービスの最新情報を確認してください。


まとめ


『バッドボーイズ』は、マイケル・ベイ監督の出世作であり、ウィル・スミスとマーティン・ローレンスの代表作の一つです。アクション、コメディ、クライムの要素が絶妙にブレンドされており、何度見ても楽しめる痛快なバディ・ムービーとして、多くのファンに愛されています。