『便座・オブ・ザ・デッド』
『 便座・オブ・ザ・デッド』
概要
- 原題: Stalled
- 邦題: Stalled 便座・オブ・ザ・デッド
- 公開年: 2013年
- 監督: クリスチャン・ジェームズ
- 脚本: ダン・パルマー
- ジャンル: ホラーコメディ、ゾンビ映画
- キャッチコピー: 「最悪の場所で、最悪の事態。」
あらすじ
清掃員のノエル・クラークは、会社のクリスマスパーティーの最中に女性用トイレに閉じ込められてしまいます。
外ではゾンビが発生し、人々が次々と襲われて阿鼻叫喚の地獄絵図と化していました。
ノエルは、狭いトイレの中からゾンビの脅威をやり過ごそうとしますが、次々とトイレに侵入してくるゾンビや、他の生存者とのコンタクトを試みるうちに、否応なくゾンビとの戦いに巻き込まれていきます。
限られた空間、限られた武器で、ノエルは生き残りをかけて奮闘します。
キャスト
- ノエル・クラーク: 本人 (脚本・製作総指揮も兼任)
- ブランドン・リー・ショーン: ゾンビ
- リッキー・グローバー: ゾンビ
- 声の出演(無線):アントニア・トーマス
主題歌
特定の主題歌というよりは、映画の雰囲気を盛り上げるための効果音や音楽が使用されています。
受賞歴
特筆すべき大きな映画賞の受賞歴は見当たりません。しかし、その斬新な設定と低予算ながらも工夫された演出で、一部のホラー映画ファンからはカルト的な人気を得ています。
撮影秘話
- 本作は、非常に低予算で製作されました。
- 物語のほとんどが女性用トイレという狭い空間で展開するため、限られたセットで撮影が行われました。
- 主演・脚本・製作総指揮を務めたノエル・クラークは、この限られた環境を逆手に取り、創意工夫を凝らした演出で作品を盛り上げています。
- ゾンビの特殊メイクも、低予算ながらも効果的に作られています。
感想
『Stalled 便座・オブ・ザ・デッド』は、そのタイトルと設定から想像される通り、非常にユニークでブラックユーモア溢れるゾンビコメディです。
狭いトイレという密室劇でありながら、ゾンビとの遭遇や生存者とのやり取りなど、飽きさせない展開が繰り広げられます。低予算映画ならではのチープさも、作品の個性として楽しむことができます。
真面目なゾンビ映画を期待する方には向きませんが、一風変わったコメディホラーを楽しみたい方にはおすすめです。
レビュー
レビューサイトなどでの評価は、賛否両論分かれています。
- 肯定的な意見: 斬新なアイデア、ノエル・クラークの奮闘、ブラックユーモア、低予算ながらの工夫された演出などが評価されています。
- 否定的な意見: ストーリーの単調さ、低予算ゆえの粗さ、グロテスクな描写などが指摘されています。
全体的には、その奇抜なコンセプトを楽しむことができるかどうかが評価の分かれ目となっています。
考察
『Stalled 便座・オブ・ザ・デッド』は、極限状態における人間の滑稽さや、日常空間が突如として非日常的な恐怖の舞台となる様子を描いています。また、限られた資源の中で生き残ろうとする人間の知恵や工夫も垣間見えます。ゾンビというパニック要素を、密室劇というシチュエーションと組み合わせることで、独特の緊張感と笑いを生み出しています。
ラスト
ノエルは、最後まで諦めずにゾンビと戦い、何とかトイレから脱出を試みます。
ラストは、彼のサバイバルが成功するのか、それともゾンビの餌食となってしまうのか、観る人に余韻を残す形で終わります。
彼の最後の行動や選択は、彼のキャラクターを象徴するものとなっています。
視聴できるサイト
まとめ
『Stalled 便座・オブ・ザ・デッド』は、清掃員が女性用トイレに閉じ込められ、ゾンビの群れと戦うという、非常にユニークな設定のホラーコメディです。
低予算ながらも、ノエル・クラークのアイデアとユーモアが光る作品であり、一風変わったゾンビ映画を楽しみたい方におすすめです。
ただし、グロテスクな描写やチープな演出も含まれるため、苦手な方はご注意ください。