『エンドレス・エクソシズム』





概要


  • 原題: The Possession of Hannah Grace
  • 邦題: エンドレス・エクソシズム
  • 公開年: 2018年(アメリカ合衆国、カナダ)
  • 日本公開: 劇場未公開、主に配信
  • 監督: ヴァン・ローイェン(Diederik Van Rooijen)
  • 脚本: ブライアン・シーヴ



あらすじ


激しいエクソシズムの最中、ハンナ・グレースという若い女性が悪霊に取り憑かれ死亡する。数ヶ月後、元警官のミーガン・リードは、過去のトラウマに苦しみながらも、ボストンの病院の遺体安置所の夜勤の仕事を得て、人生を立て直そうとしていた。

ある夜、ミーガンの元に、無残に殺害されたハンナ・グレースの遺体が運び込まれる。安置所で一人、遺体の処理を進めるうちに、ミーガンは奇妙な出来事を次々と経験する。監視カメラには映らないはずの動き、エレベーターの異常な作動、そしてハンナの遺体から聞こえる異音。

ミーガンは、ハンナの遺体が単なる死体ではなく、邪悪な何かに取り憑かれているのではないかと疑念を抱き始める。彼女は、次々と起こる奇怪な現象と、ハンナの遺体に隠された恐ろしい秘密に立ち向かうことになる。


キャスト


  • ミーガン・リード:シェイ・ミッチェル
  • ハンナ・グレース(遺体):カービー・ジョンソン
  • アンドリュー・カーツ(ミーガンの元恋人):グレイ・デイモン
  • リサ・ロバーツ(ミーガンのスポンサー):スタナ・カティック
  • グレンジャー(ハンナの父親):ルイス・ハーサム
  • ランディ:ニック・スーン
  • アーニー:ジェイコブ・ミング=トレント
  • デイブ:マクシミリアン・マクナマラ


主題歌


  • 特定の主題歌に関する公式な情報は見当たりません。音楽はジョン・フリッゼルが担当しています。


受賞歴


  • 現時点では、主要な映画賞の受賞歴に関する情報は確認できませんでした。


撮影秘話


  • 監督のヴァン・ローイェンは、閉鎖的で不気味な遺体安置所の雰囲気を強調するため、セットデザインや照明にこだわったとされています。
  • ハンナ・グレース役のカービー・ジョンソンは、特殊メイクや身体を大きく歪ませる演技で、悪霊に取り憑かれた状態を表現しました。
  • シェイ・ミッチェルは、過去のトラウマと新たな恐怖に立ち向かう主人公の葛藤を繊細に演じました。


感想


遺体安置所という閉鎖的な空間を舞台に、悪霊に取り憑かれた遺体が引き起こす恐怖を描いたホラー映画です。ジャンプスケアなどの直接的な恐怖描写に加え、不気味な雰囲気や主人公の心理を描いています。


レビュー


批評家の評価は賛否両論であり、ストーリーの展開やCGの使用などには批判的な意見も見られました。しかし、遺体安置所という設定が生み出す独特の雰囲気や、シェイ・ミッチェルの演技は評価されています。


考察


  • この映画は、過去のトラウマを抱える主人公が、新たな恐怖に直面することで克服していく姿を描いているとも解釈できます。
  • 悪霊の目的や、なぜハンナの遺体に執着するのかといった点については、明確な説明は避けられており、観客の想像に委ねられています。


ラスト


ミーガンは、ハンナの遺体に憑依した悪霊と激しい戦いを繰り広げ、最終的にある手段を用いて悪霊を退治します。彼女は、この壮絶な体験を通して、過去のトラウマを乗り越え、新たな一歩を踏み出すことを示唆するラストとなっています。


視聴できるサイト


これらのプラットフォームでレンタルまたは購入が可能です(2025年4月15日現在)。配信状況は変更される可能性がありますので、各サイトでご確認ください。


まとめ


『The Possession of Hannah Grace』(エンドレス・エクソシズム)は、遺体安置所を舞台にした、閉鎖的で不気味な雰囲気が特徴のホラー・スリラー映画です。シェイ・ミッチェルの熱演と、予測不能な展開が楽しめます。