『スケアリー・アパートメント』
『スケアリー・アパートメント』
概要
『スケアリー・アパートメント』(原題:Malasaña 32)は、2020年に公開されたスペインのホラー映画です。
1976年のマドリードを舞台に、ある家族が引っ越したアパートで体験する恐怖を描いています。
監督はアルベルト・ピントが務め、スペインのアカデミー賞であるゴヤ賞に3部門でノミネートされました。
あらすじ
1976年、オルメド一家は田舎町からマドリードの中心部マラサニャ地区にある古いアパートに引っ越してきます。
新しい生活に胸を躍らせる両親とは対照的に、子供たちはアパートの不穏な空気を感じていました。
そんな中、末っ子のラファエルがアパート内で失踪してしまいます。
それを機に、一家は次々と不可解な現象に襲われ、アパートに隠された恐ろしい秘密が明らかになっていきます。
キャスト
- マノロ・オルメド:イバン・マルコス
- カンデラ・オルメド:ベアトリス・セグラ
- アマランタ・オルメド:カルメン・ベレス
- ペペ・オルメド:セルジオ・カステジャーノス
- ラファエル・オルメド:イバン・リョレンス
- クララ:マリア・バジェステロス
受賞歴
- ゴヤ賞2021:特殊効果賞ノミネート
- ゴヤ賞2021:メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネート
- ゴヤ賞2021:新人女優賞ノミネート(マリア・バジェステロス)
撮影秘話
- 1970年代のマドリードを再現するため、衣装やセットにこだわって撮影されました。
- アパートの不気味な雰囲気を出すため、照明やカメラワークに工夫が凝らされています。
- 子役たちの演技が素晴らしく、恐怖をリアルに表現しています。
感想
『スケアリー・アパートメント』は、じわじわと迫りくる恐怖が味わえるホラー映画です。
アパートという閉鎖された空間で起こる不可解な現象は、観る者を不安にさせます。
家族の絆や愛情も描かれており、単なるホラー映画に留まらない感動があります。
レビュー
批評家からは、演出や演技、映像が高く評価されています。
観客からは、怖さはもちろん、ストーリーやキャラクターにも引き込まれたという声が多く聞かれます。
考察
『スケアリー・アパートメント』は、当時のスペイン社会が抱えていた問題や、家族のあり方を描いているとも解釈できます。
アパートに隠された秘密は、現代社会にも通じるテーマを提起しています。
ラスト
恐怖の根源であるクララの霊を退治し、アパートから脱出したオルメド一家。
しかし、ラストシーンでは、クララの霊が再びアパートに戻ってくる様子が描かれます。
このラストは、恐怖が永遠に終わらないことを暗示しているのかもしれません。
視聴できるサイト
- U-NEXT
- Amazon Prime Video
- Hulu
- Google Play
- YouTube
まとめ
『スケアリー・アパートメント』は、スペイン発の本格ホラー映画です。
恐怖だけでなく、感動や考察も楽しめる作品なので、ぜひ一度ご覧ください。