『ドント・ヘルプ』





概要


  • 原題:『There Are No Saints』
  • ジャンル:スリラー、ホラー
  • 監督:ギレルモ・アモエド
  • 公開年:2018年(メキシコ)、日本では劇場未公開、DVDリリース


あらすじ


ある夜、強盗の3姉妹は、上院議員の家に侵入し、彼が賄賂で受け取ったお金を盗もうと計画します。首尾よく議員夫婦を椅子に縛り、お金を手にしようとするが、地下から奇妙な叫び声がするのを耳にします。「誰もいない」と言う議員でしたが、その言動が気になった3人は地下を調べに行くと、ベッドに縛られた少女を発見します。少女は上院議員の娘で「助けて…」と姉妹に助けを求めます。親の残酷な虐待を目の当たりにした姉妹は少女を助けようと拘束を外します。しかし、それが悪夢のような夜をもたらすことになるとは知る由もありませんでした。


キャスト


  • マリア・エヴォリ
  • ホセ・マリア・デ・タヴィラ
  • ソフィア・システガ
  • ポーラ・リンコン


撮影秘話


  • 「グリーン・インフェルノ」「ノック・ノック」の脚本家ギレルモ・アモエドが監督・脚本を手がけました。
  • メキシコで製作されたスリラー映画です。
  • 強盗3姉妹が地下室に監禁されていた少女を助けたことから始まる悪夢を描いています。


感想


  • 強盗に入った家で、監禁されていた少女を助けた事で、逆に恐怖に陥るという、予想を裏切る展開が面白いです。
  • スリラー映画と思いきやオカルト映画になっていくストーリー展開に引き込まれます。
  • 予測不能な展開と、緊張感あふれる演出で、最後まで目が離せません。


レビュー


  • 「怖いけど目が離せない」「今年No. 1ホラー」などの声があがっています。
  • 予想を裏切る展開と、緊張感あふれる演出が高く評価されています。
  • 映画のラストについての解釈は分かれるようです。


考察


親の残酷な虐待、悪魔、信心深い父親に虐待され神を憎んでいた姉妹という、様々なテーマが複雑に絡み合っています。
祈りが届かず悪魔に救いを求めた夫婦、信心深い父親に虐待され神を憎んでいた姉妹という対比。
人間の心の闇を描いた作品とも言えるでしょう。


ラスト


悪魔との死闘の末、少女を悪魔から救うことができたが、悪魔は実は枢密教に取り憑いていた。
長女カミラは父親によって虐待されていただけでなく、性虐待を受け、父親の子を身籠っていました。
それが三女のアニータであり、アニータはその事実を知らず、悪魔によって事実を知らされたアニータは錯乱し、自殺してしまう。


視聴できるサイト



まとめ


『ドント・ヘルプ』は、予想を裏切る展開と、緊張感あふれる演出が魅力的なスリラー映画です。ホラー映画ファンはもちろん、そうでない方にもおすすめできる作品です。