『RENDEL レンデル』
『RENDEL レンデル』
概要
- 原題:RENDEL
- 公開年:2016年
- 製作国:フィンランド
- ジャンル:アクション、クライム、スーパーヒーロー
- 監督:ジェッセ・ハーヤ
- フィンランド初のスーパーヒーロー映画
あらすじ
不況にあえぐフィンランド。職を失い、生活に困窮したラモは、世界的企業VALAケミカルで働き始める。しかし、その実態は、人体実験で開発したワクチンで巨額の利益を得る巨大な犯罪組織だった。VALAケミカルの陰謀を知り、機密資料を持ち出したラモは、報復として妻子を殺されてしまう。復讐を誓ったラモは、漆黒のマスクとコスチュームを身にまとい、暗黒のヒーロー「レンデル」として立ち上がる。
キャスト
- ラモ/レンデル:クリストフェル・グンメルス
- ロッテ・プリンシ:マリア・エクルンド
- ウッコ:ミンナ・ハープキュラ
- クルミ:レミ・エドゥ
主題歌
映画の雰囲気を盛り上げる、ダークでインダストリアルなサウンドが特徴の音楽が使用されています。特定の主題歌というよりは、劇伴音楽全体で独自の世界観を形成しています。
受賞歴
フィンランド国内の映画賞でいくつかのノミネートはありましたが、特筆すべき受賞歴はありません。
撮影秘話
- 監督のジェッセ・ハーヤは、自身のコミックを原作として映画化。
- 低予算ながら、フィンランドの暗く冷たい雰囲気を活かした映像美が特徴。
- 主人公のコスチュームは、フィンランドの伝統的な衣装や防具を参考にデザインされた。
- アクションシーンは、フィンランドの格闘技「クラヴァリ」を取り入れている。
感想
フィンランドの暗く冷たい雰囲気と、主人公の復讐心がマッチした、独特な世界観のダークヒーロー映画です。ハリウッドのスーパーヒーロー映画とは一線を画す、無骨でハードなアクションが魅力です。
レビュー
- フィンランド初のスーパーヒーロー映画として、その独自の世界観やアクションは評価されています。
- 一方で、ストーリー展開やキャラクター描写に物足りなさを感じるという意見もあります。
考察
- 本作は、現代社会における企業の倫理や、格差社会の問題を提起しています。
- 主人公の復讐心は、人間の心の闇や、暴力の連鎖を描いています。
ラスト
VALAケミカルとの激しい戦いの末、レンデルは組織を壊滅させ、復讐を遂げます。しかし、その代償は大きく、彼の心には深い傷跡が残ります。
視聴できるサイト
- Amazon Prime Video
- U-NEXT
- その他、DVDやBlu-rayも販売されています。
まとめ
『RENDEL レンデル』は、ハリウッドのスーパーヒーロー映画とは異なる、フィンランド独自のダークヒーロー映画です。その無骨でハードなアクションや、社会派なテーマは、観る人の心に深く突き刺さります。