『ゾンビ・サステナブル』
『ゾンビ・サステナブル』
概要
- 原題: Wyrmwood: Apocalypse
- 別題: Wyrmwood: Chronicles of the Dead
- 公開年: 2021年 (オーストラリア)
- 監督: キア・ローチ・ターナー (Kiah Roache-Turner)
- 脚本: キア・ローチ・ターナー、トリスタン・ローチ・ターナー
- ジャンル: アクション、ホラー、コメディ
2014年に公開された『ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ』の続編であり、キア・ローチ=ターナーが監督を務めました。
前作同様、過激なゴア描写とユーモアを織り交ぜた、オーストラリアン・ゾンビ・アクションとなっています。
あらすじ
舞台は、前作から続くゾンビが蔓延る近未来のオーストラリア。
元軍人のリースは、ゾンビウイルスに対する抗体を持つ少女、ベネディクトを救出し、彼女の血液からワクチンを開発しようとする科学者、アビーと出会う。
一方、政府は、ゾンビを捕獲し、研究材料として利用する「ゾンビ・サステナブル」計画を推し進めていた。
リース、ベネディクト、アビーは、政府の陰謀に巻き込まれながらも、人類の未来のために戦う。
キャスト
- ルーク・マッケンジー (Luke McKenzie) - リース (Rhys)
- シャイアン・トゥーヴェイ (Shayna Tovey) - ブルック (Brooke)
- ジェイ・ギャラガー (Jay Gallagher) - バリー (Barry) (前作からのキャラクター)
- ビアンカ・ブラッドストリート (Bianca Bradey) - マギー (Maxi) (前作からのキャラクター)
- ニコラス・バーンズ (Nicholas Brough) - ザッソ (Zasso)
- ゴラン・D・クレット (Goran D. Kleut) - 司令官 (The Colonel)
主題歌
前作同様、本作もオーストラリアのヘヴィメタルバンド、Teargas & Alcohol が音楽を担当しており、激しいアクションシーンを盛り上げるヘヴィな楽曲が使用されています。特定の主題歌というよりは、彼らの楽曲がサウンドトラック全体を彩っています。
受賞歴
現在のところ、特筆すべき受賞歴はありません。
撮影秘話
- 前作に引き続き、キア・ローチ=ターナーが監督を務め、独特な世界観とアクションシーンを作り上げた。
- 前作のキャラクターであるバリーとマギーが再登場し、ファンを喜ばせました。
- ゾンビの特殊メイクや、カーアクションなど、前作よりもスケールアップした映像が話題を呼んだ。
感想
『ゾンビ・サステナブル』は、前作の勢いをそのままに、さらにスケールアップしたゾンビ・アクション映画です。
容赦ないゴア描写、スタイリッシュなアクション、そしてブラックユーモアが満載で、ゾンビ映画ファンにはたまらない作品となっています。
特に、ゾンビの体液を燃料にするという斬新な設定は健在で、本作ならではの魅力と言えるでしょう。
レビュー
ジャンル映画専門のレビューサイトなどでは、前作に劣らず高い評価を得ています。
過激な描写や独特のセンスは好みが分かれるかもしれませんが、その突き抜けたエンターテイメント性は多くのファンを魅了しています。
考察
本作は、ゾンビ・パンデミックという極限状態における人間のサバイバルを描きながら、環境問題や資源の有効活用といったテーマを、ブラックユーモアを交えつつ提起しているとも言えます。
「ゾンビ・サステナブル」という邦題は、まさにその点を強調したものです。また、家族や仲間との絆、そして絶望的な状況でも諦めない人間の強さも描かれています。
ラスト
(ネタバレ注意)
ラストでは、リースとブルック、そして生き残った仲間たちが、軍事組織の施設を破壊し、脱出に成功します。
しかし、依然としてゾンビが蔓延する世界で、彼らの戦いは終わることはありません。希望の光が見えかけたところで、新たな脅威が示唆されるなど、続編を期待させる終わり方となっています。
視聴できるサイト
- Amazon Prime Video
- U-NEXT
まとめ
『ゾンビ・サステナブル』は、オーストラリア発の強烈なゾンビ・アクション映画であり、前作『Wyrmwood: Road of the Dead』のファンはもちろん、過激でユーモアのあるゾンビ映画を楽しみたい方におすすめです。
斬新な設定、容赦ないゴア描写、そして個性的なキャラクターたちが織りなす、唯一無二のゾンビワールドをぜひ体験してみてください。