『CUBE』







概要

『CUBE』は、1997年に公開されたカナダのSFホラー映画です。

監督はヴィンチェンゾ・ナタリ、脚本はアンドレ・ビジェクとヴィンチェンゾ・ナタリが務めました。


あらすじ

理由も分からず、立方体(キューブ)の部屋が連なる謎の空間に閉じ込められた男女6人。

彼らは、それぞれ異なる職業や個性を持つが、協力して脱出を試みる。

しかし、キューブ内には様々なトラップが仕掛けられており、彼らは次々と命を落としていく。

極限状態の中、人間としての本性が露わになる者、狂気に染まる者も現れ、脱出はますます困難になっていく。


キャスト

  • クエンティン:モーリス・ディーン・ウィン
  • レブン:ニコール・デ・ボアー
  • ホロウェイ:ウェイン・ロブソン
  • ワース:デビッド・ヒューレット
  • ライリー:ヴィッキー・カウセル
  • カザン:アンドリュー・ミラー


受賞歴

  • ジェネシス映画祭 最優秀カナダ映画賞
  • トロント国際映画祭 観客賞


撮影秘話

  • 低予算で制作された本作は、限られたセットとキャストで撮影された。
  • キューブ内のトラップは、実際に製作されたものが使用された。
  • キャストたちは、役作りのために、閉所恐怖症や極限状態に関する研究を行った。


感想

『CUBE』は、密室空間という限られた舞台で、人間の心理を描き出す作品です。

先の読めない展開と、個性的なキャラクターたちが織りなすドラマは、観客を飽きさせません。


レビュー

本作に対するレビューは、賛否両論あります。

その独創的な設定と、人間の心理を深く描いた点は評価されています。

一方で、残酷描写や、曖昧なラストについては批判もあります。


考察

『CUBE』は、人間が極限状態に置かれたとき、どのような行動を取るのかを考察する作品です。

また、社会の縮図としてキューブを捉え、人間の存在意義や、理性と本能の葛藤を描いているとも解釈できます。


ラスト

映画のラストシーンでは、カザンが唯一キューブから脱出する。

しかし、彼が外の世界でどのような状況に置かれるのかは描かれていない。

このラストは、観客に様々な解釈を委ねるものとなっています。


視聴できるサイト

『CUBE』は、以下のサイトで視聴できます。(2024年5月現在)


いかがでしたでしょうか?

『CUBE』は、密室スリラー映画の傑作として、今もなお多くのファンに愛されています。

ぜひ一度ご覧になってみてください。